雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす):牡羊座11度〜15度
2016.03.29 Tuesday 17:26 : サビアン占星術と二十四節気・七十二候
3月30日15:50頃、太陽が牡羊座11度に入ります
七十二候では雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)といい
太陽が牡羊座11〜15度(第3グループ)に入ったことになります
(今年は、3月30日15:50〜4月4日17:28ぐらいまで)
そういえば、昨晩の≪適職占星術≫の最中
代々木で雷鳴が轟いているのが、オンラインを通じて聞こえてきました
春分の後に鳴る春雷は
ひとつふたつ鳴って、すぐにやんでしまうような雷が多いそうです
桜が咲き始めた頃のある日
雷鳴がとどろき暗い雲がたちこめ雨がザーッと降ってくる
ときには雹(ひょう)も降ってくることもある
桜が咲いた♪♪ 春が来た〜〜♪♪
というウキウキ気分に水をさされた格好です
まだまだ、季節の変わり目、気候の不安定さを感じます
桜を愛する人から見ると、せっかく開き始めた花が
雷雨によって散ってしまいそうで嫌な感じがしますが
雷にともなって降ってくる雨は、植物をうるおしてくれるので
稲作をしている人の立場から見れば、恵の雨、なのだそう
そのため、稲に恵をもたらす→稲の妻→稲妻、と呼ばれるようになったとか
けれど、降ってくるのが雨じゃなくて、雹(ひょう)だったとしたら……
≪恵≫ というより ≪被害≫ かもしれません
桜は、気温も気圧も安定しない頃に、いち早く咲き始める
そんな桜と同様、不確定要素がある中、勇気をもって先駆けようとする牡羊座は
≪出る杭は打たれる≫ことを想定内としておくべきでしょう
世間知らずの無謀な見切り発車をしたなら
ここは現実の洗礼を受けるときです
逆に、春になったというのに
いつまでもグズグズと惰眠をむさぼっていた人にとっては
ハっと眼が覚めるような出来事や
動きださなきゃ、とお尻を叩かれるような気付きが
もたらされるときです
牡羊座30度を12に分割すると
11〜15度は、5ハウス6ハウスにあたり
ドデカテモリーでは獅子座、乙女座にあたります
鳴り物入りで登場する雷様は
先駆ける勇気を誇る私たちの自己顕示欲(5ハウス)かもしれないし
付き従う雨は、その子分たち(6ハウス)かもしれない
彼らは惰眠をむさぼる輩に渇をいれようとします
あるいは雷鳴は、権威者(獅子座)が
青二才の牡羊座を一喝する声かもしれないし
乙女座的、批判的現実主義者は
牡羊座の未熟さを鋭く指摘してくるかもしれない
腹が立つかもしれないけれど
きっと耳を傾けるべきところがあるはず
牡羊座の季節は喧嘩っ早くなりがちなので
そのあたりは注意して
この時期に訪れる、サプライズ的なハプニングは
視点を変えれば、私たちに恵をもたらしてくれる
神様のプレゼントです
多少の被害をこうむったり
楽しみを台無しにされるような気分になったとしても
長期的に見れば、私たちの滋養となっていく……
そんな風にとらえなおしてみるといいかもしれませんね
先駆けようと、後駆けようと
困難が起ころうと、批判されようと
これと思ったことを地道に続けていくしかない……
色々あっても、最終的にはそんな心境に落ち着くときです
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サビアンの5度区分への理解を
七十二候(季節や自然の変化)と関連付けながら
深めていくための、kyokoのソロ研究記事です
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