最近、私の周囲では、ホラリーに注目している方が多いです
もちろん、何年も前からホラリーに取り組んでいらっしゃる方は
いらっしゃいますよ
たとえば石塚氏なんかは、モダンと平行してホラリーもかなり研究されています
そうじゃなくて、モダン一辺倒で、ホラリーなんか眼中になかった人たちが
最近、注目しはじめているのです
ホラリーのように長い歴史のある占星術に関心が向かうのは
冥王星が射手座から山羊座に移動したことと大いに関係ありそうです
またホラリーを用いて出す答えは、非常に具体的かつ「実際的」ですので
その点も、地のエレメントが強調されている昨今のムードにあってるのでしょう
冥王星だけでなく、木星も土星も地のサインですからね
この6月から心理占星術研究会でも
コンサルテーションチャート講座の延長として
ホラリー講座をスタートさせるのですが
募集してないのに、応募があるのです(笑)
すでに結構な人数になってしまいました
私のように、土星のハードアスペクトが多いが、外惑星とは仲良しの
古くさくって、いろんな細かい規則でかためられた息苦しいものは、すべてイヤっ
とかゆってた人でも(笑)、やりましょうかぁ・・と思いはじめているわけです
実際、コンサルテーションチャートは「使える!」実感ありますからね
石塚氏のホラリーは、外惑星も用いますので、私たちにとってはとっつきやすいです
「昔からあるものをそのまま」じゃ、冥王星らしくないですね
けど、まずは基礎からおさらいしてみましょう
しかし心理占星術研究会でホラリーやるっていう組合せ
あんまり、ないのでは、と思います
どっちもやる人、まだまだ少ないと思うのです
心理占星術研究会というより、なんでもやる会のほうが
あたってるかもしれません
◇
火曜日にスタートした新研究会でも、同様のテーマが・・・
現在の占星術の位置づけや問題点を、過去を検証しながら考えていく
というような内容の文献を読んでいたのです
ロバート・ハンド氏の難解な文章・・・
アメリカの大学院出の英語バリバリの友人でも
辞書をときどきひかなきゃならないようなヤツです
けど、内容が素晴らしい
自分たちが学んでいるアストロロジーが
アストロロジーという歴史の中で、どういった位置づけにあるのか
それはわかっていたほうが、よいに決まっているのです
ロバート・ハンド氏は
現代のアストロロジーには、シンボルの厳密さが欠けている
また考え抜かれたものではない理論がまかりとおっている
と主張されています
まあ、なんでもあり、で、こっちもあっちもくっつけて
○○占星術になる、っていう風潮、確かに今もありますよね
よいものもありますが、粗雑なもののほうが多そうです
粗雑なもののほうに、振りまわされないようにするには
まず「直感」は大切で、それだけでなく
アストロロジーの歴史の知識も必要だと思うのです
占星術の基礎講座には、そういう情報も本来は含むべきかもしれないと思います
が、それを語れる人が、なかなかいない、というのが現状なのかもしれません
いずれにせよ、この有益な研究会は、はじまったばかりです
こういった情報は訳出されて、多くの人が目にできるようになればいいなと
思ってるのですが・・