菊花開(きくのはなひらく):天秤座21〜25度
2016.10.17 Monday 05:04 : サビアン占星術と二十四節気・七十二候
10月13日06:58、太陽が天秤座20.00度に入りました
七十二候は、寒露の次候、菊花開(きくのはなひらく)
太陽が天秤座21〜25度(第5グループ)に入ったことになります
(今年は 10月13日06:58〜10月18日08:03頃 ぐらいまで)
【桜】が日本の春を象徴する花だとすると
【菊】は日本の秋を象徴する花です
【菊】は日照時間が短くなると花をつける短日性植物です
10月中旬頃から【菊まつり】や【菊花展】が全国各地で開催されはじめると
本格的な秋の訪れを感じさせます
【キク科】の植物は、世界中に2万種以上あり、日本では350種ほどが自生しています
しかし、日本で一般的に【菊】と呼ばれるのは、栽培菊(イエギク)のことです
イエギクは、奈良時代末か平安時代はじめに
中国経由で日本に入ってきたといわれます
その後、観賞用として盛んに品種改良が行われ、多数の園芸品種が生まれました
その色と形、大きさは、まさに多種多様そのものです
幕末から明治の頃には、日本で品種改良された菊がヨーロッパに渡り
あちらで、さらに品種改良され、今では逆輸入されています
このような【菊】のボーダレスな多様性こそが、天秤座らしさでしょう
人間の【観賞用】に姿形を洗練させていく
【客観性の美】を追求するところも天秤座的です
この多様性、個性は、人為的に洗練されたものなのです
天秤座にとって【個性】とは、人の目をとおして見出され
それをクローズアップして強調して見せる(魅せる)ことで
新たに生み出されていくものなのかもしれません
天秤座の才能は
比較して違いを見出す力、特に美点を見出す目利きの力
それを他者にわかるよう表現する能力にあるのではないでしょうか
菊が、日本の国花のひとつとされるのは
皇室が家紋として【菊紋】を用いていることもありますが
貴族から庶民まで、万人に愛されてきた花だからに違いありません
そして、他国の文化のエッセンスを上手にとりいれて咀嚼し
自国の文化として洗練させてきた日本民族の特性と
菊の歴史とは、相通じるものがあるように思います
マンデン占星術の世界には
日本国のサイン対応を【天秤座】とする説がありますが
菊と日本人と天秤座の関係を考えると、なるほどと、うなずけます
各サインの第5グループ(21〜25度)は
そのサインが最高潮に達する度数域です
天秤座の場合は、外部に開き、異質を受け入れて評価し
そのエッセンスを抽出して洗練させる能力として
最高潮に達しているといえます
この度数域のサビアン
天秤座21度:海岸の群集
天秤座22度:噴水で鳥に水をやる子供
天秤座23度:オンドリ
天秤座24度:蝶の左側にある3番目の羽
天秤座25度:秋の葉の象徴が伝える情報
この度数域に天体をお持ちの方・・・直近の転機
2016年12月22日〜3月25日前後:木星のコンジャンクション(報酬の時期)
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天体の運行は、人だけでなく森羅万象に影響を与えます
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サビアンの5度区分への理解を
七十二候(季節や自然の変化)と関連付けながら
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